大川の技と職人

家具ができるまで

STEP3 塗装と畳張り

挑戦者 岩本祐希子

いよいよ今回の工程で、ベンチが完成!一つ一つ丁寧に作ったから、愛着もひとしお。
最後まで気を抜かないように、立派なベンチに仕上げるぞ!

 

塗装編

畳張り編

 

塗装編

墨付け

塗装をする前に、座板に穴を開けておくための印つけ(墨付け)をし、塗装後すぐに座板を貼り付けられるよう、墨付けした箇所にドリルドライバーで穴をあける。
座板は畳を貼るから塗装しないのではずしておく。
穴をあけるのは意外と簡単、作業に慣れてきたかな?

 

塗装

塗装

 

川浪さんのワンポイントアドバイス!

穴をあける箇所に印をつけることを「すみつけ」と言います。金尺(金属製の定規)や「スコヤ」というL字型の定規を使うと便利です。(「スコヤ」とは「スクエア」が訛ってそう呼ばれるようになりました。) 穴をあける「ドリルドライバー」は上から垂直にあて、軽い力で押し、穴があいたらまっすぐ上にに引きます。

※座板の木材は桐です。
桐はやわらかくあたたかいので座板に適しています。

 

塗装

今回使用する塗料はオイルワックス。
木に強さ、美しさをひきたて、撥水性も高くするので、汚れをつきにくくする効果も期待できる。

香りはほんのりとシトラス系のガムのような感じ。

オイルワックス

塗装

 

やすりで磨いたあとの粉をふきとってから、布(コットン、古布)に適量のオイルワックスをとる。
全体にまんべんなくつけて、長持ちするように、見えないところもしっかり塗る。
15~20分おいてワックスを浸透させ、多くつきすぎているところは拭き取る。

 

塗装

塗装

 

2度塗りする場合は完全に乾燥してから、もう一度塗る。
完全に乾燥するのに丸1日くらい、乾燥する冬場は半日くらいでいいそう。
ワックスを塗ったらつるつるになった!気持ちいい。

塗装

 

川浪さんのワンポイントアドバイス!

このホルツマーケットオリジナルのオイルワックスは、蜜蝋ワックス、ビーズワックス(BEE’S WAX)と呼ばれる、ミツバチの巣のロウを精製してつくったワックスです。
天然素材で安全無害、手についてもあまりベタベタしません。

 

畳張り編

座板を止める

座板を止める

座板を置き、ビスで留める。
ドリルドライバーの歯を細いものに換えて、穴にビスを入れ、ドリルドライバーで固定する。
やっぱり苦手だな…この作業。

 

川浪さんのワンポイントアドバイス!

ドリルドライバーでねじの頭を潰さないようにするには、垂直に抜き差しすることです。

 

畳のカット

畳のカット

畳は座板と同じ大きさにカットしておく。
畳購入時に、畳屋さん(添島勲商店さん)に寸法を伝え、カットをお願いするとすそがほつれないよう、キレイに処置してくれる。

 

畳を張る

座板に強力な両面テープを貼る。
その上にカットした畳を、端からゆっくり貼っていく。
ここで、ちょっとしたトラブルが…。でも川浪さんが直してくれたから大丈夫!

畳を張る

畳を張る

 

川浪さんのワンポイントアドバイス!

両面テープは上下左右の端と真ん中に貼ります。
端から少しだけ内側に貼ると、畳からテープが見えなくて良いですよ。

 

完成

 

川浪さん

川浪さんの評価

なかなかいいですね。
カタチ、デザインは売り物にしたいくらいです。
2~3ヶ月に1回ワックスで拭くとより深みが出ますよ。

 

 

岩本

岩本の感想

脚は細いのに、思ったよりしっかりしたつくりで、安定感がありますね。4人が座って余裕のある広さです。
「桐の木材+畳」でできたの座面が、柔らかくて座り心地がいいのには驚きました!
こんなにしっかりしたベンチができたのは、大川の家の森岡さんの設計と、川浪さんをはじめホルツマーケットさんのおかげです。
また、添島勲商店の添島彰さんおススメの目が細かくておしゃれな畳を使ったことで、
オリジナリティあるデザインとなりました。

このように家具としての基本機能をしっかり押さえ、気に入ったデザインのベンチができたのは、家具職人の集まる大川でつくったからこその出来映えです。
協力していただきましたみなさん、どうもありがとうございました!たくさん使い、お手入れし、長く使えて味のあるベンチにしていきたいと思います。

 

TOPへ

HOMEへ